「喝石厳」(かっせきがん) 中国五山第一の名刹で、臨済宗の高僧虚堂智愚(きどうちぐ1185年-1269年)が住した、浙江省杭州の径山興聖万寿寺にあった喝石岩。虚堂禅師に学んだ日本の臨済宗大応派の祖、大応国師(南浦紹明 なんぽじょうみん 1235年-1309年、建長寺)が、1267年に帰国する前に、虚堂禅師と相対する喝石厳図が知られています。 菊の御紋の印があり「勅寺法雲」の落款印があるので、京都太秦の臨済宗法雲院にゆかりの書ではないかと思われます。ほかの落款には「閑不徹(かんぷてつ)」の引首印などもあり、禅味に富んだ軸になっています。 また、鎌倉市内の同宗の寺ともご縁のあった書と聞いております。 ■寸法 [表具] 約144.5cm×45cm [本紙] 約68.5cm×33.5cm 　　　 ■状態 経年による小シミ等見られますが、目立つような大きな傷みはありません。 神経質な方にはお薦めしません。 共箱はございません。 　　　　　　　　 　　 新品ではありません。 なにぶん家庭内長期保管品ですので、ご理解いただける方にお願いします。 ●返品・クレーム・キャンセル等はお受けかねます。慎重にご購入をご検討下さい。 #ほかの掛軸はこちら #茶道具はこちら